

洗濯のプロがレクチャー!
薄手のニットのお手入れ方法
お気に入りの洋服は、できるだけ長く、キレイに着たいですよね。お手入れ方法に関する連載、5回目のテーマは「薄手のニット」です。暑い時期でも、薄手の羽織りなどは冷房対策の必須アイテムですよね。汗をかきやすい時期でもあるので、お手入れ方法は気になるところ。そこで、洗濯家の中村祐一さんに薄手のニットのお手入れ方法についてお話を伺いました。洗濯のコツから、毎日のちょっとしたお手入れ方法まで、たっぷりご紹介します!
ライトVネックカーディガンやUVカットカーディガンのような薄手のニットを洗う時も、基本的には一般的な洗えるニットのお手入れ方法と同じです。素材が薄いので、ほつれやシワに気をつけるのがポイントです。
ニットを洗濯機で洗うときは、洗濯ネットに入れるのが基本。素材が薄手の場合は、ネットの目が荒いものだと引っかかってしまうので、目の細かいものを使用するのがおすすめです。洗濯ネットのサイズは、ニットに対して大きすぎず、ちょうど良いサイズのものを選ぶこと。大きすぎるとネットの中でニットが動いてしまい、シワや型崩れをおこしてしまいます。
洗剤は、おしゃれ着用の中性洗剤を使用します。袖口や襟元など、汚れが目立つ部分は、中性洗剤を直接かけて下洗いをしておくと、汚れが落ちやすくなります。ドライコースやソフトコース、デリケートコースなど、優しく洗えるコースを選択します。薄手のニットの場合は、脱水しすぎるとよれてしまったり、生地が伸びてしまったりするので、脱水はなるべく短めに設定しましょう。
ニットはハンガーにかけて干すと、重みで身頃や袖が伸びてしまうので、平干しするのがおすすめです。干す前に、裾やボタンの部分など、縮みやすい部分は形を整えておきましょう。市販の平干し用のネットを使っても良いですが、バスタオルの上で乾かしても良いです。その場合は、表面がある程度乾いたら、必ず裏返すこと。ハンガーを使って干す場合は、2本使って重さを分散させるようにしましょう。
https://www.uniqlo.com/jp/sentaku/
ニットのお洗濯は、どれぐらいの頻度ですれば良いのでしょうか。1シーズンに1度の方もいれば、2〜3回に1度という方もいるようです。洗う頻度の目安は特にありませんが、汚れやにおい、くすみなどが気になったら洗うようにしましょう。
洗濯は、衣類にとって少なからず負担がかかります。特に薄手のニットは繊維が細いので、生地が傷みやすいのが特徴。「汚れたら洗う」が基本ですが、そんなに汚れていなくても、汗などが気になって洗いたい場合、洗濯のコースを全体的に短めに設定してあげると良いです。ドライコースやデリケートコースでも、洗い・すすぎ・脱水の時間をそれぞれ短めに設定し直しましょう。軽い汚れなら、短時間でも十分に落ちます。
ニットはアイロンのスチームをあてると繊維が膨らみ、その状態で形を整えると仕上がりがきれいです。家に帰ってニットを脱いだら、伸びたりシワになったりしている部分にスチームをあてておくと、においも飛びやすくなるんですよ。
【Staff Credit】
Photo:相沢千冬(biswa)
監修:中村祐一
お気に入りの洋服は、できるだけ長く、キレイに着たいですよね。お手入れ方法に関する連載、5回目のテーマは「薄手のニット」です。暑い時期でも、薄手の羽織りなどは冷房対策の必須アイテムですよね。汗をかきやすい時期でもあるので、お手入れ方法は気になるところ。そこで、洗濯家の中村祐一さんに薄手のニットのお手入れ方法についてお話を伺いました。洗濯のコツから、毎日のちょっとしたお手入れ方法まで、たっぷりご紹介します!
ライトVネックカーディガンやUVカットカーディガンのような薄手のニットを洗う時も、基本的には一般的な洗えるニットのお手入れ方法と同じです。素材が薄いので、ほつれやシワに気をつけるのがポイントです。
ニットを洗濯機で洗うときは、洗濯ネットに入れるのが基本。素材が薄手の場合は、ネットの目が荒いものだと引っかかってしまうので、目の細かいものを使用するのがおすすめです。洗濯ネットのサイズは、ニットに対して大きすぎず、ちょうど良いサイズのものを選ぶこと。大きすぎるとネットの中でニットが動いてしまい、シワや型崩れをおこしてしまいます。
洗剤は、おしゃれ着用の中性洗剤を使用します。袖口や襟元など、汚れが目立つ部分は、中性洗剤を直接かけて下洗いをしておくと、汚れが落ちやすくなります。ドライコースやソフトコース、デリケートコースなど、優しく洗えるコースを選択します。薄手のニットの場合は、脱水しすぎるとよれてしまったり、生地が伸びてしまったりするので、脱水はなるべく短めに設定しましょう。
ニットはハンガーにかけて干すと、重みで身頃や袖が伸びてしまうので、平干しするのがおすすめです。干す前に、裾やボタンの部分など、縮みやすい部分は形を整えておきましょう。市販の平干し用のネットを使っても良いですが、バスタオルの上で乾かしても良いです。その場合は、表面がある程度乾いたら、必ず裏返すこと。ハンガーを使って干す場合は、2本使って重さを分散させるようにしましょう。
https://www.uniqlo.com/jp/sentaku/sp/
ニットのお洗濯は、どれぐらいの頻度ですれば良いのでしょうか。1シーズンに1度の方もいれば、2〜3回に1度という方もいるようです。洗う頻度の目安は特にありませんが、汚れやにおい、くすみなどが気になったら洗うようにしましょう。
洗濯は、衣類にとって少なからず負担がかかります。特に薄手のニットは繊維が細いので、生地が傷みやすいのが特徴。「汚れたら洗う」が基本ですが、そんなに汚れていなくても、汗などが気になって洗いたい場合、洗濯のコースを全体的に短めに設定してあげると良いです。ドライコースやデリケートコースでも、洗い・すすぎ・脱水の時間をそれぞれ短めに設定し直しましょう。軽い汚れなら、短時間でも十分に落ちます。
ニットはアイロンのスチームをあてると繊維が膨らみ、その状態で形を整えると仕上がりがきれいです。家に帰ってニットを脱いだら、伸びたりシワになったりしている部分にスチームをあてておくと、においも飛びやすくなるんですよ。
【Staff Credit】
Photo:相沢千冬(biswa)
監修:中村祐一